EDと関連する病気

EDと関連する病気

動脈硬化による血管の障害

EDというと加齢によって起こるものというイメージがありますが、それだけではありません。
生活習慣病がもとでEDの症状が出ることもあり器質性EDと呼ばれています。
EDは血管や神経が障害を受けることで起こりやすくなります。

そのために糖尿病や高血圧・脂質異常症・心血管障害などの血液循環に異常を起こしやすい生活習慣病を患っている人は、EDの症状を引き起こしやすい可能性があるのです。
特に糖尿病は生活習慣病の中でもEDが起こる確率が高く、病気の進行具合によってEDの程度も異なると言われています。
高血圧や脂質異常症も動脈硬化を引き起こす原因となるため、血液循環に異常をきたしEDを引き起こす可能性が高いのです。

脳からの信号が伝わらない神経系の病気

EDを引き起こす原因は血液循環の異常だけではありません。
正常に勃起するためには神経の役割は欠かせません。

性的な刺激を受けた脳は、中枢神経・脊髄神経・末梢神経といった神経を介して勃起の信号を陰茎に送ります。
これらの神経のどれかひとつでも正常に働かないとEDの原因となってしまうのです。

特に自律神経に障害が起きると脳からの信号が陰茎まで伝わりません。
自律神経は本人の意識や意思とは無関係に働きます。

しかし脳出血や脳外傷・脳腫瘍といった疾患やアルツハイマーやパーキンソン病といった病は自律神経に大きな乱れを生じさせます。
血圧や脈拍に異常が乗じたりして勃起不全を引き起こすことも多いのです。
そのため現在ではリハビリと性機能を結び付けて治療を行っているところもあります。

EDを起こしやすい泌尿器科系の疾患

泌尿器科系の疾患はEDを引き起こす可能性があるとされています。
泌尿器系の疾患の中でも前立腺の病気はEDとの関係が深いと言われています。

前立腺肥大症は加齢と共に前立腺が肥大する病気です。
60歳で6割がなるともいわれ、前立腺が肥大することで骨盤内の血流が悪くなりEDを引き起こすのではないかといわれています。

精巣静脈瘤は睾丸上部にある静脈が肥大して血流障害を起こし精巣機能が低下する病気ですが、これによってもEDが引き起こされると考えられています。

前立腺に炎症が起こる前立腺炎は若くてもかかる人が多いものですが、慢性化すると血流が悪くなりEDと結びつく可能性があります。
このように泌尿器系疾患とEDも関係が深いのです。

損傷や外傷がある場合

もちろん外傷性のケガによってEDを引き起こす可能性もあります。
例えば交通事故などによって骨盤骨折をしていたり脊椎損傷をしている場合、そこを通っている神経を損傷している可能性があります。

また前立腺がんや膀胱がん・直腸がんといった骨盤内の臓器を摘出する手術は、陰茎海綿体の血管や神経を傷つけてしまうリスクがあります。
以前はがんの手術は再発防止のためになるべく広く患部を切り取っていましたが、最近ではこうした血管や神経を傷つけるリスクを減らすための方法もとられることが多くなりました。
事故による外傷の場合はEDの治療に時間を有する場合も多いものの、若い人であればED治療薬の効果が高いことも分かっています。

EDと関連した病気のまとめ

EDと関連する病気

EDと関連する病気

このようにEDを引き起こす原因は加齢だけではありません。
若い人でも病気や障害によりEDが引き起こされたりします。

特に糖尿病や高血圧といった生活習慣病をはじめとした血液循環系の疾患や、脳出血や脳腫瘍・パーキンソン病やアルツハイマー病といった神経の障害はEDを引き起こす原因となります。

他にも交通事故による骨盤骨折や脊椎損傷、前立腺がんや膀胱がんといった骨盤内の臓器摘出手術も神経損傷のリスクを高めることとなります。
EDの症状は年齢を重ねることで引き起こされることが多いものですが、それ以外にも起因するものがあるということは覚えておいた方がいいでしょう。

EDは早めに治療に取り組むことで改善が見られることが多いものです。
心配な場合は医師に相談するようにしましょう。